トップページタイル施工例ポルトガル各地の美タイル写真館タイルの歴史や製作工程店長の今日の一言リンク集

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店長の呟き・・・決してためになる読み物ではありませんので悪しからず。
私があるときふと感じたこと、素敵な出来事、おいしかった食べ物、そんなことを書いていきます。
この国に営業スマイルは存在しません。出会う表情は彼らの心を映す鏡。だから私はポルトガル人の笑顔が好きなんです。

 

 

08/10/27

 なんと、私の自宅マンションの1階に、ポルトガル一の有名人、クリスティアーノ・ロナルドのお姉さんたちのブティックがオープンしました。その名も「CR7」。弟のイニシャルと背番号をブランド名にし、決してセレクトショップではなく、ロゴ入りの自社ブランド製品を扱っています。
一号店は地元ということでマデイラ島にあり、今回オープンしたのは二号店。本土では一号店ということになります。C.ロナルドのお姉さんがブティック経営してるのは知ってましたが、まさか私が住んでるマンションの下にできるなんて驚きです!
そして、今日初めて店内を覗いてみました。すると、偶然にも、お姉さん2人揃って何やら店内で撮影中で、2人にインタビューとかしており、私も便乗して2人の写真撮らせてもらいました。たしか、これはもともとは左のお姉さん(名前は知りません)がマデイラでやっていたショップで、右のカティアさんは歌手だったはず。芸名「ロナルダ」で、CDも出してましたよ。2人ともすごく感じよくて、終始にこやかに接してくれました。
きっと、今日はインタビューがあるから2人でここにいるけど、普段は従業員の子に任せるんだろう、と思ったら、今後カティアさんがこの店にいることになるとのこと。へぇー。あれ?芸能活動のほうは・・・?とか聞く勇気ありませんでしたが、まあ、歌手デビューは果たした、ということで夢は叶えられたのでしょう。
さて、写真を撮らせてもらって、ハイ、さよなら、というわけにもいかず、何か買わないと・・・といろいろ見せていただいたのですが・・・店内の作りはシンプルでなかなかスタイリッシュに仕上がってるんですけど、私が着れそうな服が、な、ない・・・。さすがに「CR7」と胸のところに大きくロゴが入ってる服とか着れないし・・・、と悩んで、一ついいもの見つけました。ベロア素材のスウェット上下。紺で、ポケットとかなかなかかわいいんです。「CR7」も小さく肩のところに入ってるだけだし。上下セットで89.9ユーロ。
いや、しかし、C.ロナルドってホント家族大事にしてますね。お姉さんのCDデビューとか開業資金、かなりの金額になることでしょう。「こんな弟が欲しい。」って、思わない人いるかしら?
 

 

08/10/26

市内のプリンシペ・レアルという公園で、毎週土曜日に無農薬野菜の市があります。数ヶ月前から何度か訪れており、ここは私のお気に入り買い物スポットとなっています。自宅は少し離れているので、車で20分くらいかかるのですが、やっぱり行きたくなってしまうのです。
なぜそんなに気に入ってるかというと、普通のスーパーや市場では売っていない珍しい野菜やハーブなどが、それほど高くない値段で、又はすごく安く売られているから。日本のものもあり、「Shitake」とか「Mizuna」とか、日本語のまま。
この市で見つけた野菜の中で、これまでで一番珍しかったのが「レモン風味ホウレンソウ」。店の女の子にどんな味か聞いたら、ホウレンソウなんだけど、本当にレモンの香りがあって、とても口当たりもいいですよ、とのこと。これは買ってみるべし、と少ない束で2ユーロ以上する高級なホウレンソウを迷わず購入。
家に帰ってすぐ、どんな味か気になって気になって、即使うことに。そしてパスタに入れてみました。火を通すと、普通のホウレンソウより一気にくたくたになって、ほんの数秒で気持ち悪いペースト状に変身。見た目はグロテスクになってしまったけど、味はいいかもしれない。ほんのりと酸味が感じられたりして・・・とほのかなレモンの香りを想像しつつ口に入れて・・・どひゃーっ!すっぱーーーー!!!こ、これは紛れもなく梅干味です。あ、でもそうか、ポルトガル人だから梅干知らないんだ。きっと、本当の姿は火を通した後のドロドロしたもので、それがホウレンソウに化けていたんだー、と想像豊かになってしまうスキャンダラスな味でした。
きっと私、これからも珍野菜、珍ハーブを求めて、無農薬市行ってしまうだろうな・・・。
 

 

'08/5/15

ポルトガル中部、ベイラ地方に、「ポルトガルで最もポルトガルらしい村」というキャッチフレーズで、ここ数年観光地として人気があるモンサントという村があります。そこは、内陸の標高が高いところにある村で、たくさんの自然の岩を利用して、岩の合間に小さな白壁の家が並びます。ロバを引くおじいさんがよく似合う村、と言ったらいいかしら。
今回私が行ったところは、「ポルトガルで最もポルトガルらしくない村」コスタ・ノーバです。アベイロの町から海側へ行ったところ。なぜポルトガルらしくないかというと、町の景色って、やっぱりまずは建物で決まるでしょ?ポルトガル南部だと漆喰の白壁に赤茶の屋根、北部だと黒っぽい花崗岩を使ったグレーの家、それがお決まりのパターンです。そしてここ、コスタ・ノーバは、昔の漁師の家が、カラフルな縞模様。知らない人は、この写真だけ見ると、ポルトガルだとは思わないでしょう。よーく見ると、建物によっては、外壁にアズレージョが貼ってあって、白とカラーの二色を使って縞模様にしてるものもありました。こんなかわいい家は、犬を連れた英国の老夫婦がお似合いでしょ。特に表通りから見える家はどこもきれいにしてあるので、写真を撮ってきました。
ここが面白いのは、メインストリートの目の前は河口で、裏手に行くと、数十メートルで大西洋。まだ少し寒いから、ビーチは人も少なかったけど、夏になると、表通りでお魚食べて、食後は裏側へ移動してビーチでごろりん。でも実は、私は裏のビーチで日向ぼっこしてる人たちより、表の河口で干潮時にぬかるみの中でバケツを持って、何やら取ってた人たちのほうが気になるのでした。
 

 

'08/4/13

ポルトガルのお菓子は美味しいか??? おいしいと思いますよ。ただし気にせず食べてると卵黄摂取量が跳ね上がるので、最近はよく食べるお菓子に関しては、レシピを見て、何がどれだけ使われてるかチェックしてコントロールしています。
お料理もそうかもしれないけど、お菓子は更に見た目の美しさも重要ですよね。ポルトガルのお菓子にはそれが欠如しているのです。だいたい、ショートケーキをお皿に載せるとき、日本だと立たせるでしょ。ポルトガルでは最初からバタン、と倒してしまうんです。そんなことしたら、折角の上のきれいなトッピングが見えないし、崩れてしまうじゃないですか。つまり初めから、見て楽しもうという気がないわけです。
先日、とっても素敵な仕事をさせていただきました。ヤングパティシエの洋菓子コンクール世界大会の通訳です。15人の選手のうち、2人が日本人でした。22,23歳の彼らにどれだけの技術とセンスがあるのか、興味津々。16時間の競技で、飴細工、マジパン、チョコレートなど規定の品目を作り上げていくわけです。最初のほうは何のための作業をしているのかも分からないことがいっぱい。競技前の彼らは普通の若い男の子で、決して厳しい修行を積んだ苦労人の顔はしていませんでした。ところが、競技が始まると、表情は引き締まり、職人の目に変わってましたよ。すごいすごい !
そして、審査結果は、日本人の1人の子が優勝。ワーイ ! うちの子、頑張ったワーッ、って、ほとんど母の気持ち。そして、競技が終わったら彼らはまた普通の男の子に戻ってました。
久しぶりに芸術的なお菓子をたっぷり見せてもらいました。でも、お菓子はやっぱり食べるもの。見るだけだったら粘土でもガラスでも何でもいいわけでしょ・・・、お菓子なんだから、食べておいしくなくちゃねぇ・・・、ここにあるみんなの作品、展示が終わったらどうするんでしょ・・・、と、色々考えながら優勝者の作品を眺めていると、パティシエ君がやってきて、「あ、よかったらどうぞ食べてください。」と自爆発言。店長「え? でもまだ展示しておかないといけないんでしょ?」と言いつつ、すでに手は一つのチョコレートをキャッチ。
というわけで、チョコレートの写真で、数が足りないのは中村特別審査員(私のこと)による試食分。うん、とっても美味しかったよ ! ピエール・マルコリーニとまでは言わないけど、これをきれいな箱に収めて、好きな女の子にプレゼントしたら、みんなイチコロよ ! 頑張ってね、パティシエ君 !
最終日、みんなでリスボンを観光。現地のお菓子屋さんも行きたいというので、数ヶ所立ち寄りました。ある店で、真っ黒な焦げ目が付いているエッグタルトを見て、全員「カ・・・カンゼンに、焦げてる・・・」と震え上がってました。
 

 

'08/2/29

一週間ほどポルトに行っておりました。心配だった天気もなんとかもって、ドウロ川クルーズではいい写真が撮れました。
やっぱりポルト、いいわぁ。とにかく人が親切。今回はあるTV番組のロケの仕事で行ったのですが、どこに行っても撮影OK(もちろん名所旧跡は予め許可を取ってありますが)。ロケハンなしで、しかも撮りながら新たなネタも考えないといけなかったのですが、それもポルトの協力的な人々のおかげで、全て短時間で話がまとまり、法外な撮影料を求められるようなこともなく、気持ち良く仕事ができました。
ポルトの町は何度も行ってるし、大体知ってるつもりだったのですが、今回新たな発見が ! それは、ポルトの対岸、ガイア市の中心から西へほんの数キロ行ったところで、アフラーダという地区。その一角だけ、田舎の素朴な漁師町の雰囲気がそのままなのです。なぜそこに行き着いたかというと、ちょうど今の時期、ヤツメウナギが獲れて、ポルト市内のレストランでもこの時期限定でヤツメウナギ料理を出すところが多いんです。それで、ヤツメウナギ漁とその料理を撮ろう、ということになり、調べてみると、アフラーダ地区の漁師がヤツメウナギ漁をやってるということが分かったのです。
港のすぐ近くのレストランで交渉し、ヤツメウナギご飯も作っているところを撮らせてもらいました。この店のオーナー兼料理人がカルミンダさん。最初に話をしに行ったとき、無愛想で、とっつきにくく、どうなることかと思いましたが、撮影当日は別人のように明るく振舞ってくれて、"やっぱりポルトの人っていい人"って、ジーンときました。
カルミンダさん、港でヤツメウナギを物色する姿も良かったですが、調理開始後も、なかなか豪快。まだ生きてるウナギの首に包丁を入れ、娘と2人で引っ張り合って生皮剥がし、あとはぶつ切り。ヤツメウナギの料理で一番オーソドックスなのが汁っぽいご飯で、作り方は簡単でした。ぶつ切りにしたウナギに赤ワインと塩、ビネガーを入れてしばらく置き、鍋にニンニクとみじん切りした玉葱を炒めて、そこに漬け汁ごとウナギを入れ、ウナギに火が通ったら米を入れて、柔らかくなったら出来上がり。出来上がりが真っ黒なので、繊細な人は見た目からすでに敬遠しがちですが、食べると酸っぱくてビックリ。確かにすごい量のビネガーを入れてましたからね。あれで臭みを取っているのでしょう。
ヤツメウナギの漁はとても危険らしく、カルミンダさんのご主人もヤツメウナギ漁で3度ほど絶命の危機に晒されて、漁師をやめたそうです。16歳で結婚し、2人の幼子を抱えながら寝る時間を惜しんで働いてきた彼女には、厳しさと逞しさ、そして優しさをしっかり感じました。
 

 

'08/1/17

エルバスという町に行きました。数キロ先は国境。高台のお城からはスペインのバダホスも遠くに見えます。ここは大きな水道橋が残っているので、観光で来る人は水道橋の写真だけ撮って去っていく、それくらいの目立たない小さな町です。
私はバダホスによく行くので、必ずこの町の近くを通るのだけど、いつも急いでるので高速で一瞬で通過、それがいつものパターンなのだけど、今日は初めからエルバスで必ず1時間取ろう、と思って予定を組みました。
町の外側は、城塞都市がそのままという感じで、強固な壁に囲まれ、重厚な城門をくぐって入り、そしたらまた門があって、やっと町に入れます。さすが国境の町、昔は敵の浸入に備え、常に緊張感漂っていたことでしょう。ところが中に入ってしまうと、意外と普通の町。最近まで工事中のところが多かったようだけど、すっかりきれいになっていました。しばらく歩いて、これといって見るものも何もなく、中心の広場に到着。
ここで、ビビビーッ、と、感じるものがあったのです。何って、石畳 ! ここだけ異次元の世界ですよ。白壁の建物が周囲を取り囲み、そこに透明感ある大理石の三色の石畳が立体的にデザインされ、もう圧倒されました。ここに着いて、一瞬時間が止まり、周囲の音が消えた感じです。

帰り、水道橋の傍にカフェDELTAのショップがあるのを思い出し、カフェしてから去ることにしました。ここでまた小さなサプライズ。出てきたカフェが最高に美味しかったのです。そこで豆も売ってるので、どれか聞くと、「ポルトガルブレンド」、という分かりやすい名前のもので、安めのものの倍くらいのお値段。でもスーパーでは見かけないものだったので、カフェ好きの私は迷わず買いました。